マリア・サロメア・スクウォドフスカ=キュリーはポーランド出身の物理学者、化学者です。
フランス語名はマリ・キュリー(Marie Curie、ファーストネームは日本語ではマリーとも言う)。
キュリー夫人 (Madame Curie) として有名です。
放射線の研究で、1903年のノーベル物理学賞、1911年のノーベル化学賞を受賞。
パリ大学初の女性教授職に就任しました。
放射能(radioactivity) という用語は彼女の発案によるものです。
キュリー夫人は、まさにリケジョの走りです!
キュリー夫人のデスク
シンプルな木のデスクに木の椅子での実験の様子でしょうか。
当時は白衣を着て実験するわけではなかったようですね。
実験室中のピエール・キュリー氏と妻のマリ・キュリー氏(1904年)
放射能の研究に多大な貢献をしたキュリー夫人の手書きのノートは、120年経っても放射能を帯びており、今後1,500年経っても放射能を帯び続けると言われています。
ノーベル財団の公式ウェブサイトによると、キュリー夫人の本や論文の中には、鉛の箱に入れて保管しなければならないほどの放射性物質が残っているものもあるとか。
そのため、彼女が残した科学的遺産は実際、素手で触ることができないそうです。
キュリー夫人の名言
人生最大の報酬は知的活動によって得られる
何が成されたかなど、人は気づかない。何が成されていないかということばかりに目がいくのです。
キュリー夫人のおすすめ本:キュリー夫人伝
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キュリー夫人の次女が書いた本です。
映画化してほしいくらいの内容です。
同時代に生きたアインシュタインは、キュリー夫人のことをこう語っています。
「キュリー夫人はあらゆる著名人の中で、名誉によって損なわれることのなかったただ一人の人である」
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