2月14日はバレンタインデーですが、「ふんどしの日」でもあります。
日本ふんどし協会が2011年に制定し、「ふん(2)ど(十)し(4)」の語呂合せです!
ふんどしといえば、日本の小説家、稲垣 足穂(いながき たるほ)です。
1920年代(大正末)から1970年代(昭和後期)にかけて、抽象志向と飛行願望、メカニズム愛好、エロティシズム、天体とオブジェなどをモチーフにした数々の作品を発表しました。
稲垣足穂のおすすめ本『少年愛の美学』
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代表作のひとつ『少年愛の美学』は、現代では結構ハードな男女の内容が書かれています。
稲垣足穂のおすすめ本『一千一秒物語』
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『一千一秒物語』には、少年とチョコレートに入ってしまったいたずら妖精のお話『チョコレット』が収録されています。
大正という昔に書かれたものとは思えないくらいの、モダンな文章で読者を足穂世界に引き込みます。
稲垣足穂のデスク
足穂の執筆風景。
夏はふんどし一丁、冬はその上に浴衣を羽織り制作していたそうです。
三島由紀夫と稲垣足穂の交流
三島由紀夫と交流のあった稲垣足穂は熱心な同性愛研究家で、ふんどしをしめた上での奇行で有名だったそう。
三島同様に男色趣味のあった足穂はふんどしでインタビューに応じたり、若い男をくどいたりしていたといわれています。
そんな足穂を三島は「男性の秘密を解き明かした人物」と表現しています。
足穂の『少年愛の美学』は幼少年期の肛門感覚を形而上趣味の始まりととらえて世界を解釈していくものです。
稲垣足穂の作品は様々な作家に影響を与えてきました。
三島由紀夫は自身の著作において次のように書いています。
三島のおかげで足穂は『少年愛の美学』で第一回日本文学大賞を受賞することになります。
稲垣足穂の名言
人生はどう生きるか。
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